病院を自分で選んで人間ドックに申し込んでみた

健康

四十代になって、はじめて人間ドックに申し込んでみました。

検診と健診とドック。

この違いって一体何。

そもそも論。

義務教育でめっちゃ突っ込んで具体的なことを教えてほしかったな。

・就職する前、就職したすぐ後に健診があるんだよとか(健康な体っていかに宝かという)

・夫の扶養で健診も受けられるんだよねとか(自営業にはない)

・人間ドッグじゃなくてドックだよとか(ドクターだね)

医療関係者じゃないので違いがよくわかっていなかったのですが、「健診と検診」言葉の意味合いとして、厳密には違うみたいです。

私が今回申し込んだのは、地元の大きな病院の健診センターの1日ドックです。

健診センターで検診(妙なところが気になる)。

おしゃれなランチがついているという噂の大きな健診センターへGo。

スポンサーリンク

あらためて「健診」と「検診」の意味の違いとは(調べてみた)

言葉の意味合いで調べてみました。

ネットでさくっと。

辞書も引っ張り出し。

「健診」

今の自分が健康かどうかを調べる

健康診断。妊婦健診。3歳児健診。

「検診」

病気を調べる。病気の有無を調べる。

がん検診。

なるほど。

ということは、がんの腫瘍マーカー検査は「検診」ですかね。

じゃあ血液検査は?

持病がない人なら「健診」、持病がある人なら「検診」になるのかな。

日本語って複雑。

音だと「ケンシン」

今回の私の人間ドックは「健診」「検診」どっちかな。

両方とも言えるのか。

人によって自分の中で意味を分けるってことになるのか。

検査項目が多い「人間ドック」は、「検診」だと考えていいですかね。病気を見つけに行くので。

オプションでつける子宮やマンモは、明らかに検診だもんね。

夫の扶養だったときに格安で受けたお手軽っぽい主婦健診は「健診」だったのかも。

3年ほど前、大腸に炎症が見つかった話

過去に健診の便の検査でひっかかり、再検査となりました。

大腸内視鏡で発見したのは、大腸のひどい炎症。

潰瘍性大腸炎(?)ということでした。

自分では特に血が出たとか下痢がとまらないとか、そういうことはなし。

先生と一緒にカメラで確認すると、大腸の粘膜が真っ赤で、ニキビのようなブツブツもありました。

場所としては大腸の道でいうと突き当たり、盲腸の近くの一番奥のところ。

カメラは逆に進むので、まあ突き当たりということです。

ハテナマークとなったのは、普通、大腸炎ならお尻、出口の近くに潰瘍ができることが多いのに、なぜか私の場合、一番奥っていうか、小腸に近い奥にできていたこと。

とはいえ、腸の中に嫌なものができていることには変わりないので、経過観察。

薬も処方されました。

潰瘍性大腸炎かあ。

思い当たることは、仕事のストレスをはじめとする、諸々のオーバーワークです(あと加齢か?)。

たまたま仕事の重たい部分を持っているときに、家庭でも地域でも役員が重なり、子どもの送迎も増えていたり、そんなことが重なっていました(原因ストレス説にしちゃうとね)。

ストレスめっちゃ来すぎて、脳みそから司令を出している免疫の担当部署がテンパって、ぶっ壊れてしまったのかもしれません。

(ドクターが仰ったことではありませんがw)

早めに気づいたのがよかったのか、1年後は治っていた

そうとわかれば、重たい荷物は少し軽くしないと。

重たい荷物持ちすぎキャパオーバーだよね・・・気づくの遅過ぎですが。

気づくだけでもだいぶ変わります。

今思えば、血便ではないとしても、朝起きると変な汗というか、おねしょかと思うような違和感があったりはしました(腸から液体が出ているとしか思えないような違和感というか?)。

今思えば。異常だったよ!

しっかり炎症を確認できた大腸カメラの診察後、その日のうちに高価な薬を処方されました。

リアルダ錠という、アーモンドチョコみたいな大きな粒のお薬でした。

難病なので、しっかりと保険適応でした。

それでも高いお薬で、後で申請すればお金も返してくれるそうな(難病なので)。

次の月も受診。

内臓のことなので、見えないのでよくわからないうちに、何となく治ってきました。

もともと炎症が軽めだったこともあります。

薬も止めてみましょう、となりました。

1年後の検診では炎症がなくなっていました。

一番は、自覚して仕事をセーブしたのがよかったのかもしれません。

1年から2年スパンで内視鏡検査をすること、調子が悪くなったらすぐ受診することを勧められての経過観察となりました。

お医者さんの話では、こういう感じでなんだかわからないけど、腸に炎症がある人は最近多いらしいです。

人間ドック 特に大きな異常はなかったもよう

話がそれてすみません。

私のはじめてのドック体験でしたが、早朝に病院に入って、忙しくあちこちの検査に回って、お昼ごろには全ての検査が終了しました。

何となく、4月と3月は嫌だなという気持ちがあって、5月・6月を目指して申し込んでみたわけです。

結果、時期的にもいい感じだなと思いました。

仕事にも生活にも、新年度から少し落ち着いてきて、割と余裕がある時期というか。

看護婦さんやお医者さんスタッフの方だって、そうなんじゃないかなあ(勝手な偏見)。

異動してきたばっかとか、転勤間近とかじゃない時期に違いない、と勝手に想像。

ちょっとでも異常の発見率も高ければいいなあという、淡い期待。

病院によってフォーメーションが違うよねえ・・・このお方お仕事できそうだなあ・・・なんて勝手に想像を巡らして検診を受けること半日。

検査の最終地点は、お医者さんのお部屋です。

『千と千尋』の『湯婆婆』みたいな先生でした。

「あなた、ドック初めてかしら」

そうか、私は今まで簡単な「健診」ばかりで、検査項目が多い「人間ドック」は初めてかも。

そもそも健診と検診とは。

そんなことを考えたのでした。

見た感じ、特に異常はなし。

中肉中背、特に太ってもいなかったし、病院の体重計では、家よりなんか痩せてました。

血液検査も異常なしで、ちょっと貧血気味。

便の異常なし(当日!そんな速くわかるんだとびっくり)

1日ドックということでしたが、病院に入ったのが朝7時半、11時半に湯婆婆のお部屋へという感じでした。

着替えてランチの券をもらって食堂へ向かいます。

レストランって感じでした。

おしゃれなランチを味わいながら、ああ、なんかめんどくさかったけど、一応ちゃんとしたぞという安堵の気持ちに包まれました。

気になるお会計は

1日ドックで約5万円でした。

私は国保なので、市町村に申し出ると、ちょっとはお金が戻ってきます。

だからざっくり3万円くらいってところでしょうか。

だいたいで考えて月割りだと3,000円くらいとして、1日に換算すると約100円か。

1日100円で病気の早期発見ができるんだから、日本ってすばらしい国だよね。これからも受けよう人間ドック。

ゆっくり文庫本を1冊読み終わったし、最後はおしゃれなランチを食べて幸せな気持ちで帰ってきた1日でした。

胃カメラが苦しかったけど、まあ行ってよかったなと思いました。

ちなみに昔、夫の扶養の健康保険を使って、違う病院で主婦検診を受けたこともありました。

そのときの病院と今回のドックの病院では、特に内容は違いはなかったのですが、私は今回の病院のほうがいいなと思いました。

それは、椅子です!全然違いました。

廊下の待合いからして、北欧家具の座りごごちの良い椅子っていう感じ。

今回のドックの健診センターは、ずっとふわふわのソファーっぽい椅子に座って待っていました。

椅子って、大事ですね。気持ちがよかったです。

結構、印象に残りました。

人間ドックの料金は、そんなに変わりません。

工場のベルトコンベアに乗っているみたいに、

次はこの検査、次はこの検査、といろんな人に検査してもらうので、

『名医だからここがいい!』みたいなのは特になし。

また次回もここがいいな!と思うポイントとして、椅子って。

椅子って大事だなと。

お泊まりドックもあるそうです。7万円。

4割くらい国保で市町村から戻ってくることを考えると・・・1日に換算すると今度は百数十円くらいかな。

ちなみに自己申請しないとお金はもらえません。

病院と役所と銀行で、アプリで連携してくれないかな。

自己申請ってどうなんだよといつも思います。

申請めんどくさい人とか申請忘れた人からのお金が、絶対積み上がって大きな財源になっているよね。

お泊まりだと病院によっては、ホテルっぽいお部屋らしい。

気になります。

思ったこと

健康に関わることは大事。

なので、しっかりドックは受けたほうがいいなと思ったのでした。

ただ、今回あんまり異常がなかった。

で、1年で一気に何かが変わるとも思えない。

来年は郵送キットはどうだろう、とも思ったのでした。

自分で針っぽいことをやるのが怖いけど、病院に滞在する時間を考えると時短だよね。

毎年何かしらの健診をちゃんと受けていて異常がないのなら、何年かに一度は、郵送キットでというのもアリかも。

市町村の検診や、数年に一度は1泊でとか、自分の持病や体調に合わせて使い分けてもいいかもしれないと思いました。

大前提は、異常がなくても病院はまめに行こうということです。

自覚症状が少ないのにしっかり炎症があった、私の内臓事件から。

後日談 大腸の炎症は相変わらず健在だった

大腸の内視鏡検査、主治医の先生のところに受けに行ってみました。

コロナ下の中で控えていたこともあり、先生にお会いするのは2年ぶりくらいです。

人間ドックと同時期くらいのことでした。

直近のドックで便に何も異常がなかったので、大分安心しつつ受診の日を迎えたわけです。

結果。

しっかり大腸の炎症は、ありました。

健康ピカピカとは言えないけど、めっちゃひどいわけでもないという、そんな感じだそうです。

私は、もともと胃腸は割と弱いほうです。

すぐお腹こわす。

てか、メンタルがめっちゃよわです。

疲れやすいし、爪も割れやすいし。

主治医の先生曰く

「それは、炎症だからってわけじゃない、関係ない」

あ、そう・・・なんですか。

爪は関係あるんじゃないかと思っていたんだけど。

多分、1コの原因がこれ、と一概に言えないんだろうな。

複雑にいくつものことが重なっているんだろう。

よくもないけど、悪くもない。

じゃあ、できることをやっていこう。

極端になりすぎず、普通に生活していこう。

最近、乳酸菌の粒を飲みはじめました。

ドクターに相談したら、それは大丈夫とのこと。

高いサプリでも何でもない、薬局に売っている1瓶1,000円くらいの乳酸菌の瓶の錠剤です。

なんとかミン、というやつ。

畑の土も、堆肥とか落ち葉をたくさん入れると菌が増えて、めっちゃ土がふかふかになりますしね。

私の大腸にも、そんなことを期待して。

炎症は相変わらずありましたが、日常生活は問題なくできる感じなので、これからも一病息災ということで付き合っていきたいと思います。

ということでドックの感想でした。

コメント