高校生が学校帰りにミスドを買ってきました。
1個だけ。
友達とワイワイした残りだそうです。
おしゃピクしてきたらしい。
（何？おしゃピクとは。おしゃれピクニックのことらしい）
家で待っていた、
・春休みを持て余す中学生
・絶賛激務中の母
は、がっかり（1個って）。
そこでまた、再度買ってきてくれることになりました。
高校生は毎日電車で登校&部活の日々・街も寄れます。
仕事をしていた私の携帯に、
中学生から業務連絡がLINEで届きました。
夫を抜かした母娘だけの「父いないねグループ」に、
迎えに来てとか米炊いといてとかやりとりしているのですが、
『今日、ミスド買ってくる？』
と唐突に、流れてきました。
お姉様、買ってきてくれるそうです。
よく考えたら、2か月ぶりのミスドかもです。
前回は、トラウマ回になりそうなミスド購入の旅でした。
私が悪いのですが・・・。
・ミスド買って来てほしいです
・あれが食べたいよ
・あれがほしいよ
・こういうことがしたい
私は、そういうことが全く言えない子どもでした。
これは、うちの家族構成にも要因があったと思ってます。
田舎で農家で、母が長男の嫁。
バスを乗り継がないと、買い物にも出られない車社会。
父は何と、末っ子長男（姉が超たくさんいるパターン）。
そんな感じだったことも関係しているのかもしれません。
母が家でほとんどワガママを言わず（っていうか言えず？）
外食もせず。
朝から晩まで家族の食事作りや世話に明け暮れていました。
自宅イコール職場なのでずっと母は働いていたかな。
都会で働いていたけど、田舎の長男の宿命で、帰らざるを得なかった父。
お仕事で結果を出して、半分自営みたいに分けてもらってきて、田舎でお仕事してました（すごいな父）
そんな私は当然のごとく、実家から遠く離れ（実家嫌いだったから）、ひとり暮らしを始めました。
学生で二十歳くらいのとき、
当時の彼氏っぽい立ち位置の男含む友達数人と、
夏祭りに行きました。
何かほしいものないの？〇〇買ってあげなよ、みたいな雰囲気になりました。
『いや、お金かかるし悪いからいいよ』みたいなことを態度にも出したりナチュラルに言ったりしたかもしれません。
『え？せっかくお祭りに来てそういう発言はどうなん？楽しくなくない？』
『そもそもその「悪い」っていう感覚どうなん』
と、友達みんなにドン引きされたような記憶があります（苦い記憶）。
あと、バイトに明け暮れる私。
車も住まいも、できれば親に頼りたくないと思っていました。
『ある程度甘えたり頼ったりするのも、親としては幸せって思うかもよ。私は積極的に甘える』
という友達もいて、「それってありなんだ」と、軽く目から鱗でした。
自分の子どもを育てるとき、
『ナチュラルに、あれがほしいとかハッキリ言える子どもに育てたい』
『末っ子とかひとりっ子のように、天真爛漫に振る舞える子になってほしい（私が長子だからそう思うのかなー）』
こんなことを、常々思っていました。
そんなこんなで、たかだかミスドですが。
今回のミスド事件（大した事件じゃない）
中学生ちゃんの
・ねえねえ、ミスド買ってきてね！
・昨日約束したよね！
・よろしくだよ！
というのびのび発言に、ほっこりしたり安心したりの母でした。
ある意味この子は末っ子なので、高校生のほうがどう思ったり感じているのか気になるところですが。
今ミスドでは、抹茶フェアみたいです。
ミスドぶら下げた高校生が帰ってくるのが楽しみです。
それにしても。
自分の家庭（実家）と自分の家庭（現在）を比べてみると、結構違う。
そもそも時代も違うけど。
私のはじめてのミスドは親とじゃなくて、近所のお友だちの陽キャなパパさんと一緒でした。
小学生だったか、中学生だったか・・・記憶があやふやです。
「ついでに、一緒に行こー☆」みたいに、友と一緒に行きました。
ミスドに行けたことはうれしかったけど、なんか、不完全燃焼だったな〜。
そもそも親とファミレスとかファーストフードに行ったことがないかも。
親は健康志向だったので、ファーストフード店に行くならパン屋に行こうよという感じでした。そうじゃないんだよ、子どもは。。
それに比べるとどうだろう、今の家庭は。
そんなことは気にせず、ファーストフード店も時々行きます。
頻度は、高くないけど。
自分と比べれば、健康的で、快適な家庭であれ。
きょうだい仲悪かったんです、私。
20年ほどたって、絶縁状態だった妹とも、やっと今は会話もできるようになりました。
これははっきり言ってSwitchのおかげなので、任天堂さまありがとうございます。
私たち姉妹は10代のとき、「お姉ちゃん何か買ってきて（ハート）」なんてやりとりは、ありませんでした。
私も妹に対する優しい心はなかったなー。ディオだよね、DIO。
子育てしつつ、ドーナツかじりながら人生を振り返っちゃう春でした。
なぜかミスドのおかげで・・・・＾＾。
私にとっては大した事件（うれしい）なのでした。
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