抜萃のつづり その八十 株式会社クマヒラさんより届く

1月になると毎年届く冊子があります。

抜萃のつづりという縦17.5センチ、横12.5センチ、厚さ5ミリほどの本です。

中身はさまざまな本や雑誌、新聞から抜粋したコラムやエッセイです。

毎年創業記念日に発行されていて、今年が80ということは・・・。

何と創業百数十年余の会社ということです。

新聞の記事で知り、株式会社クマヒラのお問い合わせページに問い合わせたのが3年ほど前のことでした。

以来、毎年この時期になると送っていただけてありがたいことです。

もうすっかり愛読者です。

もともと本や雑誌を読むのは好きですが、何となく自分の好みに偏ってしまうので、こうやっていろいろな人が書いたものが抜粋されているものを読むのは楽しいです。

手帳くらいの大きさで書籍よりも軽いので、届くとぱっとバックに入れて持ち歩いています。

ちょっとした待ち時間に読みます。

病院の待合室で読むときには、注意が必要です。

涙をこらえないといけません。

35人分のエッセイが載っていて、

読むとその人の生き方や人生が垣間見えるようなものばかり。

本当にすごいなあと思うのは、全部が本当に短いエッセイ、文章なのです。

その中に、闘病のことだとか、挫折や苦労したことだとか、さらっと厳しい内容が書いてあります。

それこそさらっと。

どきっとするような内容もあり、かと思うと、クスッと笑えるようなものも。

長い人生、生きているといろいろありますが、みんなもそうだよね、私も頑張ろう、そんなことを読むと思います。

例えば、お金もないところ、ゼロから(はっきり言うとマイナスから)苦労して生きていた学生だったの時のエピソード。

本当に短い文章の中に、想像を絶するような人生が垣間見えます。

これがまた短い文章の中で、最後は明るいエピソードにつながっていきます。

だから読んでいると、壮絶な人生だけどこうやって書けているということは?

ドキドキしながら最後の作者の名前と所属?を見ます。

経営者。

ああ〜、著名人、学者さん。

ほっとします。

苦労もあったけど報われたんだな、今とても幸せそうだな、よかったと。

今月いただいた、抜萃のつづり その八十。

時代を反映してか、医療的な内容が多かったなと思いました。

(健診に行こう!と思いました)

『抜萃のつづり』は、株式会社クマヒラが愛読者に向けて、社会貢献が目的で発行している無料の冊子です。

毎年、1月29日(創業記念日・令和3年は123周年!!)に送られてきます。

私は、全部大事にとっておいて、ときどき読み返しては元気をもらっています。

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