初心者に翻弄されるアロエの受難の物語
数年前買ったアロエ。
もうずーーっと一緒に暮らしている。
最初は大株だったはずなのに、管理がまずくてどんどん小さくなっていく。
我が家にいるアロエの数年間と私の失敗談。
アロエを購入した。
アロエベラという品種。葉っぱが厚くて、高さは鉢込みで40センチくらいだった。
葉っぱも見事で、早速部屋に置いて観葉植物として育てていた。
アロエを買ってやってみたかったことその①
食べてみたい!
皮を剥いてざく切りにしてみた。中には透明なゼリーが入っていた。
ヨーグルトに入れてみたら、売ってるアロエヨーグルトになった。おいしいやつ。でもちょっと怖かったよ、なんか。お腹痛くならないよね・・・みたいな気持ち。
10日ほどたったあたりだろうか、まず事件が発生。
根元にびっしりと、アブラムシが。
白いアブラムシ・・・・ううう触りたくない。
何でか理由がわからない。
室内だから?風通しが悪い?
今思うに、元からアブラムシがくっついていたんだろうと思う。
お店に置いてあれば、薬をシュッとできるかもしれないけれど、当時、小さい子どものいた我が家には、そんなものはない。
そこで、畑に植えてみた。
今思うと、『なぜ!?ねえなんで!?そうなるの』
でも、そっちに行ってしまった。
風通しが悪いんだろうと思って。
外で日光に当てたら元気になるのでは。そんなアロエ初心者1年目。
畑には、落花生の畝があった。
その隣にアロエを植えてみた。
予想どおりというか何というか、秋になって落花生の茂みにアロエは埋もれてしまった。
秋が過ぎてあっという間に冬になった。
茂みの影で、アロエは全然育っていないようだった。
さらにアロエに試練が訪れた。
何と、霜が降りたのだ。
アロエは凍ってしまった。
救出したときには、ぐにゃぐにゃ。
そして、室内に救出されたとき、40センチだったアロエは5センチの2本の芽となっていたのだった。
室内で、瀕死のアロエ。
でも強いね、やっぱり。
新芽がでた。
アロエの新芽に、アブラムシが発生した。
もうアブラムシが発生するのは嫌だ。
私がとった選択は、アロエにとっては過酷なものだった。
ハイドロカルチャー栽培。
もう、なんでそっちに行っちゃうんだろう初心者。
でも当時の私は「土で栽培すると、いけないんだ。土の中に虫の卵がいるんだ、きっと」と思っていた。
そうかもしれないけど、そうかもしれないけれど。
今は、思う『アイリスオーヤマのペレットになっている高い土を買いなさい。間違いないから。肥料も入っているから。あと、オルトラン粒状をパラパラしなさい』
と。
ハイドロカルチャーだが、全然っ、大きくならなかった。
ハイドロカルチャー栽培のおかげか、虫はわかなくなったが、大きくもならないアロエ。考えてみたら、肥料的なもの全然あげていなかった。
そして次の春、またアロエはお引っ越しすることになった。
今度は、寄せ植え。
ベンケイソウと一緒に。
今度の置き場所は、夏の日差しがさんさんと注ぐ南のベランダ。
ベンケイソウは、今まで室内日陰育ちで、ひょろひょろのうらなりボーイだった。
日光を浴びて、ベンケイソウはすくすく育った。
葉っぱのフチが黒くなってトゲっぽいものが出てくるなんて、知らない姿を見た。
一緒に寄せ植えられている、アロエは・・・?
どうなった。
真っ赤に変色してしまっていた。
この辺で、寄せ植えはまずいんだと初心者はようやく気がついたようだ。
違う鉢に植えてみた。
そうしたら、1ヵ月ほどで、緑色になって、葉っぱも増えた気がする!
そして・・・また霜が降りる時期が来ました。
今度は早めに室内へ取り込むとしよう。
さて、大きくなれるのか、アブラムシが発生するのか?
今のところ、アロエは15センチの6本くらい。
アロエの根っこって、すりこ木みたいなんだよ。
どうやって株分けするんだろうか。
また畑で育てて増やしてみたい。今度はちゃんと日なたでVIP待遇するつもり。
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