草取りの実際の作業

  • 草取りって大変な作業
  • 草取り作業に必要な支度
  • 草取り作業に必要な道具
  • 刈るのか抜くのか
  • 草はどう処分するか
  • ものすごい達成感
スポンサーリンク

草取りって大変な作業

夏こそ必要な草取り作業です。日本は高温多湿なので、勝手に草だって育ちます。いくら防草シートを敷き詰めても、コンクリートで固めても、除草剤をまいたとしても、草ってなぜだか生えてきちゃいます。誰でも学校でも職場でも、多少なりとも草取り作業ってあると思います。少しなら、したことがある人は多いんじゃないでしょうか。本屋に行くと「畑のある生活」「ダーチャ」とかいろいろ紹介されています。確かにすてきだなと思います。

例えば私が草取りをしたんですが、今回の例でいうと真っ先に大量の蟻の巣に遭遇して、草取りの前にまず大量の蟻の卵なんかと戦いました。もう地獄絵図でした。すてきな農のある生活の本には、まずそういうことは書いてありませんけど・・・。

畑をしようとしたら、いきなり畑だけで生活するわけじゃなく、仕事をしながら、家事をしながら、管理するんじゃないかなと思います。私はもう今年(も)多忙で、畑はやっているけどそんなに頻繁に行かれません。夏は結構草だらけ、草取り作業をしっかりしなければいけません。

暑いし、危険もある草取り作業は、大変です。

草取り作業に必要な支度

1、肌を出さない 2、動きやすい 3、水分補給 こんな感じがポイントです。

まず、肌を出さない。手袋、帽子、サングラス、マスク、長袖、長ズボン、長靴。季節に関係なく、この辺は必須です。虫除けスプレーもいります。

砂漠を旅する人は、暑くても半袖半ズボンではないです。畑で作業するのも同じくらい過酷な環境だくらいの気持ちでいいと思います。夏はジーンズじゃなくてチノパン、長袖の部分は、ユニクロの長袖ヒートテックにドライTシャツを重ね着、エプロンをしました。長靴も、天然ゴム製で、しゃがんでも足首が痛くならないような構造のものがいいです。オシャレな長靴は、そこがだめだったりします。ダサくてもロングセラーで農協で売っているやつは、そこが良くできていますよね。

草取り作業に必要な道具

バケツ、草抜き用の鎌、小さいスコップ、剪定バサミ、ビニール袋、あとは水分です。保冷水筒に氷を詰めて水をいっぱいに満たしておきましょう。ポカリスエットも必須です。ものすごく汗をかくので熱中症対策が必要です。

虫除けスプレーもいります。今、私がハマっているのは、自作の虫除けです。ミントのアロマオイルをエタノールで溶かしてから水で希釈したスプレーです。これをたっぷりつくっておいて、自分にもシュッシュッとして、作業する草のところにもいっぱいかけてから(虫よいなくなれ~)作業します。要するに化学物質に由来しない、虫が嫌がる臭い匂いのする液体です。

あると便利なのは、腰掛ける小さい椅子です。ホームセンターでは、草取り作業用の椅子が売っています。本当にプロになると、お尻に発泡スチロールの小さい椅子をぶら下げ、膝には膝当て。どこでも長時間の作業に耐えられます。私が持っているのは、コロコロタイヤのついているお風呂の椅子みたいなやつです。これに座って作業すると、しゃがんで草取り作業するよりも格段に楽です。

ビニール袋は、丈夫なゴミ袋です。これから作業しようとしている、畑の雑草が茂っているようなところでは、はっきり言って45リットルのゴミ袋10や20はすぐ一杯になるほどの草です。

刈るのか抜くのか

草は、刈るのか抜くのか問題。これは、抜くの一択です。本当に。「根絶やし」という言葉があるように、根っこが残っていると、すぐ茂ってしまいます。もちろんビーバーでガーっと刈ることもあります。これも場所によります。田や畑のあぜ道、土手などは刈るほうがいいです。畑の中、庭の中は、根こそぎ抜けば、しばらくは生えてきません。季節によって生える雑草も変わってきます。夏の雑草は、地上に大きく育っているので、根こそぎ抜けばすごく減ります。ギザギザのついた鎌で根っこを引っ張ります。手で引っ張ると、爪や手を痛めるし、力を消耗して危険です。雑草も、ものすごく大きくなると、根元が「木」になります。恐ろしいことです。そうなったら剪定バサミでやっつけます。小さいスコップで根元をひっくり返して根こそぎ抜きます。草取り作業をすると、このちまちま丁寧に根こそぎ作業することが好きではない(できない)人と、バカ丁寧にする人がいます。前者の人は、刈るほうにいきがちです。あと薬まくとか。どちらにしろ、草取りって一生逃れられない作業で、草って何しても生えてきます。刈るにしろ抜くにしろ、上手に使い分けて付き合い、管理をしていきます。

草はどう処分するか

  • 市町村の分別に従いゴミステーションに出す
  • 堆肥にして畑に戻す

市町村の分別に従いゴミステーションに出す。月に何度か、雑草や剪定木などを捨てる日があって、そこに出せば捨てられます。軽トラがあれば、積んで処理場へ持っていくこともできます。

私は、後者の「堆肥にして畑に戻す」やり方で処分しています。畑に石灰や肥料を買ってまきます。そのあと、その袋をきれいにたたんで保管しておきます。その袋は、草を入れて捨てるのに、丈夫さといい大きさといい最適なのです。取った草は、畑の隅につくった堆肥コーナーへ積み上げます。積み上げておくと、そこで発酵して分解して体積が減り、時間とともに茶色く土に変わっていきます。私は本で見て、インドール式とかいうやり方らしいんですが、木材で枠をつくったその中に積み込んでいきます。その木材を冬の間、庭の片隅に片付けておきます。冬も畑に堆肥を高く積んでおいたらネズミがそこに来て住んだことがあったので、冬は枠を片付けます。ネズミにはびっくりしました。退治して死んだとしても後どうすりゃいいんだって。発酵するときの熱で、ホカホカして温かくなって、野菜くずなんかの餌もあるしね。そりゃあ、ネズミが来るだろう。

庭の隅に木材を片付けて数ヶ月。春にいつもは堆肥コーナーをつくるのに、ことしは夏までそのまんま積んでおいたら、アリが中を食い荒らし卵を生みまくっていました。あまりの地獄絵図に吐きそうになりながら軽トラに積み、移動させました・・・。影とか隙間とか、風通しの悪いところにはすぐ虫とかナメクジが発生します。ナメクジもすごく大きくて、ソーセージみたいなぷりっぷりのやつがいました。木材を移動させたことで、虫たちの楽園は灼熱地獄にさらされて一瞬でアウトです。放置期間が長かったので、すんごいことになっていました・・・。

ものすごい達成感

ここまでやって2時間ほど、ひたすら草取り作業に没頭しました。きれいになると、ものすごく達成感があります。自分の手を動かして汗をかいて作業をしました。虫の発生やら夏の暑さやら、行く手を阻む障壁は大きかったですが、やり遂げました。ほんの1メートル四方の庭の一角を作業して、20キロ入り肥料袋10個ほどが一杯になるほどの草取りをしました・・・・!草もすごかったけど、木もあったし、その剪定もしたりしてね。すごい量でした。すごい、えらい。自分えらい。

終わったら道具を片付けて、服も全部脱いで洗濯機へ。例の虫の卵があるかもしれない、ないと信じているけど。あれは本当に最悪の戦いだった・・・。ナメクジも普通に作業中潰れてしまっていたみたいだったけど、なるべく考えないように心を無にして乗り切りました。

まとめ

というわけで、いろいろな怖い思いもしながら、草取り作業をする日々です。畑があると、草取り作業は大変だし、虫や動物なんかともつき合わないといけないし大変ですが、草取りスキルがあれば、きれいになったスペースに好きなものを植えて、お庭や畑を楽しむことができます。道具はたくさんいるけれど、長持ちするものばかりなので、コツコツそろえてきました。不思議なのが、「結構、草取り作業自体が楽しい」と思えることです。大変だけど暑いけど、終わった後の達成感や、作業の後お風呂に入った後の爽快感が気持ちよく、草取り作業は大変だけど楽しいものです。

コメント