大根を順次収穫中。
ちなみに、見た目が普通の大根と全く違う。
二十日大根が大きくなったみたいな感じ。ずんぐり下が太いような。
これは、漬物用の大根だな、きっと。
切ってみた。
繊維がびっしり見えて、たくあんみたいな断面だった。
そんな大根だったが、いよいよ畑に霜も降りそうなので、
何本か収穫してきた。
本当は、全部抜いちゃって、葉っぱも切って上手にして貯蔵しておくと良いんだけど、そんな余裕もスペースも
ありませんでした。
3本くらい大小の大きさでとってきました。
スーパーで買ってきた大根と一緒におでんにしてみました。
あら不思議。
たくあん大根のほうが、美味しいではありませんか。
味が違うのがわかる。比べるだけに。
不思議だけど、意外と美味しかった。柔らかいし、全然筋っぽい感じもなく。
ただ、見た目の断面がたくあんというだけ。
スーパーの大根は、何だろう・・・味が薄い。
おでんの汁もめっちゃ味が薄いからなんだけどね。
それに比べてつくった大根のほうは、野菜のお出汁のような味が濃い。
香りもあるというか。
そうそう、おでんの汁がめっちゃ薄いからわかることなんだけど。
野菜がおいしい。
フランス料理のシェフとか料理人が、おいしい野菜を探し回る理由ってこういうことなのかな(大げさ)
畑によって野菜の味が違うんだなあということをシンプルに感じたおでんでした。
おでんは、夕飯に全部食べちゃう量でつくるなら、少し濃い味につくるとよく(美味しく満足する)、
翌日も食べようと思ったら、かなり味を薄くしないと後で後悔する。
というか家庭のおでんは、あんまり大量に一度につくると、後のほうになってくるほど不味く感じる。私の場合ですが。
せいぜい、美味しいのはお昼につくって夜食べるくらいのおでん。
野菜とか煮物とかって、つくりたてが一番いい感じなのだと思う。外側に味があって、中がみずみずしい感じなのがいい。つくったものが時間がたつと、中に煮汁が入っていって、しょっぱくなったり固くなったりすることがよくあるので、
畑でとってきて家ですぐさっと煮たり炒めたりするものが美味しいと思う。
葉っぱや皮などのごみも結構量がすごいから、また畑に戻します。畑の中には化学肥料よりも、葉っぱや堆肥など、有機物の何かをたくさん入れてあげたい。
そうやっていると、だんだん良い土になっていくような気がする。
私が借りている畑は、もともと地主さんちのおばあちゃんが管理していて、おばあちゃんがいなくなってからは、草原→乗用タイプの重機の耕運機で土に混ぜ込むを繰り返していた土地だった。
借りた最初のとき、長い竿がズブズブと1メートル以上楽に刺せるほどの土だった。
そのときつくったトウモロコシはとっても美味しかった。
でも、養分を使い切ってしまったのか、その後、土が固くなったり安定していなくて、土の状態が良いのか悪いのかいまだによくわからない。
でも、たまに大成功の野菜ができることがある。
主に根菜類なんだけど。
草取りも大変だし、芋は重たいから大変だけど、収穫の喜び。うれしいです。
それは、農薬も化学肥料も使いっていないからではないからなのか。
ちょっと考えたけど、なんだか違うような気がする。
たしかに農薬は使っていないけど、面倒くさいという理由なだけ。
私は無肥料無農薬っていう言葉があんまり好きじゃない。
一様にひっくるめすぎな感じがしている。
肥料と農薬のほかにも、いい土っていうことと、種まきや追肥などの作業と天候のタイミング等のバランスが絶妙に良いこととかも大事。外でやっていることなので、運とか環境とかもある。
種まくチャンスも1年に1回しかない中で、4回季節がくると1年で、そう何年もこれから先畑ができるとも限らない。
これは、何ていう大根だったんだろう。種の袋を後で探そう。
たまにはバランス良く化学も有機も両方の肥料も上手に使いながら、美味しい野菜をつくれたらいいなあと思う。
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