我が家の家庭菜園で、なかなか立派なトウモロコシがとれました。
8年くらいとうもろこしを育て続けて思った成功ポイントなどをメモがわりに・・・。
トウモロコシ豊作!品種はゴールドラッシュで、新しい種を使う
夫が朝どりでトウモロコシをとってきてくれました。
はっきり言って諦めていたのでびっくりです。
虫もいないし、かなり大きくて立派です。
私が実感した、成功ポイントはこれです
種は新しく買った種で。ゴールドラッシュが作りやすい
土に肥料(有機堆肥)をたっぷり入れておく
追肥をあげる
穂が出てきたら、オルトランを散布
風通しよく育てる
種は、新しい種で
数年前の残った種を植えたら、全然芽が出ませんでした。
なので半月後くらいにホームセンターで「ゴールドラッシュ」という品種名の新品の種から始めたところ、スッと発芽しました。
ちなみに、古い種もゴールドラッシュ。
黄色い甘いトウモロコシです。
私は本当は「おひさまコーン」が一番好きです。
「ピュアホワイト」という白いトウモロコシが「甘いよ!」と話題になったこともありましたが、やっぱり黄色かな・・・。
白いトウモロコシを黄色いトウモロコシのすぐ隣に植えておくと、黄色くなります。
花粉が混ざるのでしょうか?なぜすぐ隣に植えたんだ夫よ・・・。
近くの畝に、固定種の「黄もちとうもろこし」も植えてみました。野口種苗研究所のオンラインショップにて購入。これは、種が古いこともあって発芽率悪し。
なぜか固定種は赤い穂が出てきました。初めて植えてみたのですが、ちょっと不安になるビジュアル。まだ収穫していません。かなりゴツい見た目。
土には有機肥料をたっぷり入れておいた・追肥もする
最近、牛の畜産をしている生産者さんのところに通って牛糞堆肥を買っています。この1年を振り返ってみて、2回ほどたっぷりすき込みました。
軽トラの荷台にパンパンに積んでもらって、ブルーシートで包んで縛って、車で小一時間の距離を帰ってきます。それで2,000円程度とガソリン代。安いですよね。
牛糞と言っても、ほぼ敷き藁が綺麗に発酵してサラサラになっている堆肥なので、香りはハッキリ言って土。土もふかふかになりました。
今回の豊作は、この堆肥効果ということは間違いなさそうだな。
実は一番いいトウモロコシがとれた年がありまして、それは借りた初年度(8年前)です。ずっとこの畑は耕作放棄地だったため、雑草を大量にすき込む形で、地主さんが乗用タイプの大きなトラクターで深く耕していたようです。
借りた最初の年、野菜の支柱棒がどこまでも深く入っていきましたね。
トウモロコシは、なんだかびっくりするくらい味も良かったです。無農薬で何も肥料をあげなかったけれども豊作。芋虫が入っている確率もびっくりするくらい低かった。肥料はその年は無施肥でしょうが、緑肥や堆肥がもともとたっぷり入っていた、ということか。再現しようとしても不可能。
その翌年は、全くうまくいきませんでした。ガリガリトウモロコシ。
トウモロコシは土の養分をかなり吸うよ、と畑の先輩方に教わったことを思い出しました。
農業をやっていて、相当に計算し尽くさないと、「毎年勝つ」というのは無理じゃなかろうか。
そんなことを思いながら、毎年、ガリガリに痩せたトウモロコシを作っていました。
毎年、意図せずして無堆肥・無肥料・無農薬。世話ができなかった、生活に忙しくて家庭菜園に手が回らなかったという単純な理由です。
今年はたっぷりの有機堆肥。しかも牛糞系。そして途中、追肥もしっかり(適当に家にあった化成肥料をパラパラ)しています。生育中に2回くらいかな?
農薬散布もしました(いつもオルトラン+ダイン)
今年のトウモロコシ、虫が全然入っていませんでした。
夫に聞くと、消毒したよとのこと。
いつもジャガイモに1回だけ消毒をします。そのついでにやったそうです。
消毒(農薬の殺虫剤散布)は、噴霧器に水とオルトランを希釈どおりに入れ、ダインを添加します。ダインは展着剤、薬をくっつける役割です。
1回だけ軽く散布したくらいでは、効いているんだかいないんだか、最終的にはジャガイモの葉っぱも虫だけらでした。
トウモロコシには、時期的にバッチリだったみたいで、芋虫が入っていませんでした。
何も薬をまかないと、いつも穂先のところから茶色い芋虫が入りこむんですよね。というか、仕込まれているというか。時限爆弾みたいに、白い小さな芋虫が成長して茶色く不気味に大きくなり、中身を食い荒らすのです。全部ではないけどね。遭遇すると気持ちがいいものではないです。
食べ頃に合わせてバッチリ時期を合わせてくるんだもんなあ。嫌だ。
トウモロコシへの農薬散布は、虫を殺すというよりも、タイミング的に産卵を予防する効果があったみたい、と思っています。
まだ実も小さいころに行いました。時期としては、ジャガイモが大きく葉っぱを茂らせる頃でしょうか。ついでなのでね・・・
風通しよく育てる
私が畑の先輩方に教わった育て方
穴なしマルチ黒色(90cm幅)を張る
真ん中に、30cm間隔程度に穴をあけ、一列を作り種まき。
2列だったかなあ・・・
収穫したら上だけカットして、マルチは再利用。また穴を開ける
そこで白菜とか大根を育てる(追肥を適度にしつつ)
我が家の家庭菜園は、4つ穴マルチにぎっしり種をまいてしまいました。風通し悪そ、失敗だったなあ。
あとでよく考えたら、先輩方に教わったやり方よりもだいぶ「密」でした。
畑の現地に行くと、いろいろ忘れてしまうよ。
ただ、農薬散布や肥料のぐあいが功を奏したみたいで、今回なぜか豊作でした!
畑の先輩方はプロなので、ガス燃料の穴開け機を持っているんですよね。さすがにそこまでは買えないな。次回は2つ穴マルチで育てようと思います。
早速ゆでてみよう!レンチンは微妙
ということで、朝どれトウモロコシをゆでます!
テレビで見たという噂の「薄皮をつけたままレンチン10分」みたいな調理法を夫が試していました。1本だけに。
そうしたら、カッサカサになってしまったよ。500wでやらないで700wでやったからじゃないか?
家のレンジのスペック差があって難しいよね。収穫量少ないので失敗リスクが高いな。
ゆでたほうが、間違いないかな・・・
たっぷりのお湯で大鍋でゆでます。美味しい匂いがただよってきて、少し食べてみてOKなら出来上がり。とりたてトウモロコシは、ゆで時間は短くても大丈夫そうです。今回は5分程度でした。
畑で生でかじっている人も見たことあります。美味しいのよね・・・そりゃハクビシンも食べにくるわ
うちの父に教わったゆで方は、
ゆでた後、めちゃくちゃ塩をたくさんまぶす
鍋のお湯だけを捨てたら、鍋に入れたまま、塩をたくさんかけて鍋をあおります。
熱で塩が溶けて塩ゆでしたみたいになる。かじると外側だけしょっぱくて中が甘みが強くて。
口の周りも手も、ベタベタにして食べるのですよ。お供にブラックコーヒーも淹れて。あー幸せ。
何度かつくるとコツがつかめます。塩多めが美味しい。
トウモロコシは野生動物にも大人気
私の管理している畑には来ませんが、野生動物がモロコシを狙っています。
トウモロコシの美味しい産地の共通点というのがあります。
標高が高い
寒暖差がある
ということです。
つまり、山間地。
います。鹿とかハクビシンとか猿が。
孫のために一生懸命育てておいたトウモロコシ
明日収穫しよう!その前の晩に野生動物に食べられる件
そんな悲しい事案が。私も経験があります。
ハクビシンが畑に来た!というのが。
畑の先生のところ(先生の家の畑)でトウモロコシ栽培を教わっていた時、よくハクビシンがつまみ食いに来ていました。
住まいは先生の家の裏山らしいので、しょうがない案件でした。
運が悪かったねくらいな。周りに畑がたくさんあれば、ロシアンルーレットで遭う被害ですが・・・。
まあ、可愛いものでした。ハクビシンは両手で抱えて持ち帰っていくらしいです。ほんと?
カラスは適当につついて食い荒らす行為をするので憎らしいです。
今のところ、我が家の家庭菜園は住宅地にあるので野生動物の被害は受けたことはありませんが、山ではよく聞く話です。
今後、高齢化になり、畑をする人がいなくなると・・・
毎年必ず狙われるようになります。襲撃される確率が上昇。
彼らには畑をチェックする時間がたくさんあります。活動時間、夜ですので。そして確実に「明日収穫しようかな〜」という前日に襲撃してきます。
特に猿がやばい。人型なので想像するだけでもヤバさが。子どもを柵の向こうへ放り投げて使ってきた、という話を聞いたことがあります。なんという最悪の連携プレー。
実家の親いわく、
食べ頃にならないとやってこないので、食べ頃に電柵の電気を入れるよ
スイッチを入れ忘れると大変なことになる
食べ頃になると、足跡でチェックしにきているな〜とわかるよ
だそうです。
そんなすごい手間のかかった野菜を直売所で100円とかで売っちゃうんだもんな。儲からないよねと思うのでした。
家庭菜園で作ってみても思います。
トウモロコシは、すんごい手間ひまかかる。買うのが間違いない。そして100円程度では安すぎるよね。
ということで、8月のお盆前、食べ頃を迎えるトウモロコシ。家庭菜園で今年は大成功だったという話でした。
穴なしマルチ黒色(90cm幅)を張る
真ん中に、30cm間隔程度に穴をあけ、一列を作り種まき。
2列だったかなあ・・・
収穫したら上だけカットして、マルチは再利用。また穴を開ける
そこで白菜とか大根を育てる(追肥を適度にしつつ)
また来年もトウモロコシ、がんばってみます!
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