こんばんは。よーこの畑日記です。
実家からもらった大豆を「畑にまいてみよう!」と思った(まくのはこれから)という話です。
食べるにはちょっと古くて、数年は経っているのです。こんな大豆が、台所の引き出しから出てきました。父がたくさん作って送ってくれたものです。長年気になっていたのですが、これに着手しようかと。
父は兼業農家、農家の長男です。
「父親が60歳になったら息子(私の父)は家に入り、畑の管理をするべし(それまでは好きに生きていい)」という、長男と爺様との約束がありました。祖父も死んで相当たった後、父からそのことを聞いてびっくりしました。そんな財産のある家でもないだろうに・・・!!畑だって過疎地の山奥。需要のない山の畑です。
私は父に言われました「お前は公務員にでもなっておけ(畑はおすすめしない)」
ほぼ山と同化している畑ばかり。周りもどんどん所有者が亡くなって、放置され荒れているような山の土地です。今では考えられないことですが、今の令和の子どもに「畑の管理しろ」などそんなこと言ったら、パワハラって言われちゃうよね。
都会で働いていたのにジジ様が60歳になったため、田舎に戻ってきた父。そのころ私は誕生しました。かといって農業で家族を養えるわけもなく、ただ畑を荒らさないように田舎で働きながら畑をやっていた父でした。そういうわけで兼業農家。
私は親元離れて暮らしていますが、時々野菜を送ってきてくれます。この大豆もそう。
実家の両親は2人暮らしなのに、あり得ない量の野菜を作っているのです。ちなみにおじいさん世代はもっと大量でしたよ〜
防空壕みたいな穴を掘って、大根を貯蔵していたな、おじいさん。
かといって、売るわけでもなく。おじいさんの本業は、りんご農家でした。その合間に家族が食べる大根や白菜などを作っていたのでした。
もうとにかく何を植えても、植える量が尋常ではない。田舎あるある、でしょうか。晩酌に毎日枝豆を茹でて食べても食べきれず、秋にそれはみんな大豆になっちゃう。そしてその大豆は干されて乾燥大豆、茹でて塩や麹と混ぜれば手作り味噌になります。実家の味噌、おいしいですよ。子ども、孫たちに送ってくれます。
私の夫は都会育ちです。テレビでダッシュ村を見て
「えーーーーっ!!??枝豆って・・・大豆だったの・・・」
と驚いていました。そうだよ。畑の枝豆は、冷凍の枝豆と全然違って、味が濃くておいしいよ。
うちの父は、収穫後1時間以内に茹でると決めているくらい。トウモロコシと枝豆は、収穫してすぐ茹でると本当においしいです。
そんな大豆ですが、この乾燥豆の状態にまでするっていうのが、結構手間がかかります。
干したり、むいたり、小石や虫食いを選別したり。
そんなお豆さんをむげに捨てられず。かといって豆料理って結構めんどくさい。そして放置された豆。多分、コロナ前にもらったことは確実。
それを今年は!!!今年こそ!!!畑に植えてみようと思います。
畑のお師匠さんたちが大豆について言っていたことです。
枝豆は意外と難しいよね〜初心者向きではないよね
窒素の肥料はあまりいらないかも
畑の片隅とか、端っことか、肥料分が少なさそうなところに植えるといいかも
大豆は畑を選ぶよ
ちなみに大規模農家さんなので、私たちの肥料たっぷりの畑では枝豆はうまく育たないよね、みたいな話から。
私も実家を見ていて、祖母が1日中豆の選別をしていたのが記憶の片隅にあったので
「大豆は、別に作らなくていいかな」とずっと思っていました。
今年、ダメ元でこのお豆さんたちを畑にまいてみようと思います。
何かが食べに来るかな?食べられちゃう可能性もあります。
山のほうの畑では、イノシシか何かが掘って食べにくるそうです。山の耕作放棄地みたいな畑の有効活用で、大豆を植える事業がよくあります。育てている方の苦労話を聞いたことがあります。夜中にやってきて、本当にきれいに1粒1粒、匂いを嗅いでほじくり出して食べちゃうんだとか。
どうなるでしょうか・・・ちょっと大豆栽培、やってみたいと思います。
いろいろ心配する以前に、芽が出るのかという問題ですが!!
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