「おーい皆の衆。クワガタが落ちているぞー^^」
という夫の声に、ざわつくうちの子どもたち。
『ウソっ!!』(ハモる)
ドドドドドッと玄関へ集合。
夫はもう慣れたもので、クワちゃんの住まいを秒で整えました。
「ワーイワーイo(^▽^)o」
おーーい!中学生と高校生とおじさん。そんなにうれしいのですか?
年に数回、コクワガタが時々落ちている我が家の玄関です。
またクワちゃんの季節がやってきました。夏がもうすぐそこです。
冬越しクワちゃんと新入りクワちゃん
園児、小学生、男児から女児から、なぜあんなに惹かれるんでしょうか、カブトムシに。
当時カブトムシとクワガタの違いがよく分からなかった私。虫は大嫌いです。
もう1人の小学生・・・じゃなかった、夫は虫担当大臣。
中身小学生(見た目は大人・40代のおじさん)と中学生と高校生が、また今年もクワちゃんを飼い始めました。
いつも名前はクワちゃん。
コクワのクワちゃんは小さいクワガタです。小さなツノあり。全長は女性の親指ほど。
うちの玄関に迷い込んだばっかりに。
あるよ!家もゼリーも1年中完備してあります。
きのこ培地もあるよ!
コバエが入らないようにする対策もバッチリだよ(不織布をかませた蓋)
早速ゼリーに貪りつく新入りクワちゃん。
クワちゃんのために、去年のきのこ培地をひっくり返した夫が叫びました。
「あっ!去年のクワちゃん生きてた」
子どもたちがハモりました。
『冬越しが成功した!!』
そうでした。クワガタは越冬します。
カブトムシは、夏が過ぎると寿命を終えるらしい。
だからカブトムシはしばらく飼ったら逃がしてあげてください。
ちなみにうちはカブトムシは入室禁止です。
夜になるとガサガサうるさいから。
夜行性で、夜中にゴソゴソ起きてはたくさん食べるカブトムシ。
一度脱走しました。
寝室の天井近くの収納スペースに夫が置き場を作ってカブトムシを飼っていました。
子どものために。
夫さん、本当か?
伝説の御神木ツアーにて
クワガタも、どこからかもらってきました。
御神木ツアーに行ってきたそうです。
大きなカブトムシやクワガタが集まり、確実にエンカウントできるという噂の神ってる木。
何となく想像していた御神木の写真は、想像を裏切る姿でした。
この木なんの木♪的な大樹を想像していたら。
バッツん!とてっぺんをバシッとちょん切ってある、今にも枯れそうな木でした。
とても醜い切り株剪定。
切ったところから枝がフワーっと何本も出て、切り口は汚くコブのようになる、残念剪定の木。
それが古く朽ちてくると、デコボコと穴ぼこだらけ。
それが御神木でした。
マンション的なやつですかね。
大人が夢中になる、御神木ツアーでした。
冷やし虫家をご存じですか
冷やし虫家。
昆虫飼育に使う、冷蔵庫(恒温室)です。
金庫みたいな冷蔵庫で、冬にクワちゃんをおうちごと入れておいたのだそうです。
てか、いつ買ったんですかそんなもの。
壊れているものを手に入れてきて、コツコツと直したのだそう。
GOMI FAN(自称)の夫。
海の向こうからの便で、あやしい荷物が時々届きます。
そうして部品を取り寄せては修理して、冷やせるように直してしまったそうです。
クワちゃんがギリギリ許容範囲です
今から10年ほど前のことでした。
カブトムシとクワガタのケースが私の寝る場所のわりかし近くで、そんな日々がストレスで、夫にクレームを申しました。
・夜中にうるさい、ガサゴソと
・せめて外で飼ってくれ
夫からの回答です
・カブトムシがうるさいんだと思う。そのうち逃がすからちょっとだけ待って。
・クワガタは静かだよ
・わかった、外で飼うから。
・きのこ培地(クワちゃんのおうちに敷いている土的な)は、畑に使えるよ
・しっかり蓋しておくから。
・あれ?1匹いないかも・・・
なんですとーーーーー!!(怒)
というわけで脱走も発覚。
夜暴れすぎてカブトムシのおうちの屋根がすこーしずれていました。
奴は相当の力持ちらしい。
ちなみに数日後、見つかりました。
変わり果てた姿で・・・。
第一発見者は、お掃除していた私。
もう発狂寸前。
もうこんなこと二度と御免です。
そのときからカブトムシは、我が家では禁忌案件となりました。
クワガタもギリアウト。
コクワまでなら・・・まあ・・・許す?
クワガタの世界 幼虫のときが勝負らしい!?
大きなクワガタをいっぱい飼っていたこともありました。
子どもたちは小学生。ザリガニ、ハゼどん、クワちゃん。
生き物大好き青春真っ只中なので、母として力一杯否定もできず。
もちろん飼うなら、今度は外です(笑)
寒くなるとクワガタは冬眠に入ります。
そして次の春、ちょっとだけ大きくなっているクワガタさん。
Bigなクワガタにワクワク(私以外が)。
サイズアップするには、卵〜赤ちゃんの幼虫時代にいかに大きく太らせるかにかかっています。
きのこの培地で幼少期を過ごすのですが、高品質な培地に入れておきます。
菌が含まれているおうちの中でたくさん食べて(きのこ培地を?)
幼虫は、すくすく大きく育つのだそうです。
なんか、ブリーダーじゃん・・・
そんなクワガタ職人がたくさん世の中にはいるらしいです。。。
うちの夫もなんか頑張って育てていました。もちろんお外で。
真冬は氷点下になります。ダメダメ家の中はNG!
お外は最低気温がマイナス10度以上。水槽のおうちごと凍ってしまって冬越しは失敗しました。
そこで「冷やし虫家」の登場となったわけです。
定価で買うと数万円。もらってきたとのこと。ホントに?
というわけで、冷やし高級マンションで過ごすクワちゃんを飼っています。
たしか去年も1匹飼っていたんでした。
冬越ししてちょっぴり大きくなった先輩クワちゃんと今日入った新入りクワちゃんが、
仲良く顔を寄せ合ってゼリーを食べていました。
それをキラキラしたお目目で見つめるお三方。
「すごい勢いだね〜」
「かわいい♡」
だそうです。
コクワちゃんまでだよ。お願いしますね。。。
中学生の子どもが霧を吹いたりゼリーをあげたりする姿が、これから毎日見られることでしょう。それはそれでちょっとほっこりしますが。
コメント